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若手俳優の世界に足を踏み入れたつれづれ

キャスト変更に関するよもやま、のフリしたペダステ新世代の話(前編)

キャスト変更に関する云々かんぬんです。あまりに長くなったので前後編です、それでも長い。その上、超主観的なのでお時間に余裕があってご興味のある方だけお読みください。

 

 

私が大好きな舞台『弱虫ペダル*1ですが、キャスト変更が相次いでいて、正直「なんだかなぁ」と思っていたところがありました。ただ、やっぱり結論は見てから判断するべきだなぁと思うことがあったので、書き残します。

なお、キャラ・キャスト・舞台の内容に関する内容はあくまで私個人の意見です。別の解釈の方がいることも存じております。あらかじめご了承ください。

 

約2年前まで遡って考えて、新世代*2に入ってからのキャストをまとめてみた。

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ピンクはキャラクターとして初登場*3、赤がキャスト変更が発生した箇所です。なお、箱学新世代でキャスト変更のあった箱学旧3年生はそこで卒業のため割愛。もし間違ってたらごめんなさい。

こうまとめてみると、新世代に入ってから最新作までで、各校レギュラーの中でキャスト変更が発生していないのは総北の手嶋・青八木、箱学の泉田・銅橋・新開(弟)、京伏の水田・岸神と、レギュラーの人数*4の半数以下。このキャス変の多さにはコンテンツのファンとして毎度心臓が痛くなるところ。その理由は大きく2つ。

  1. 演者が変わることの違和感やギャップを毎度埋めるのがしんどい

    単発の舞台ではなくシリーズものの舞台で頻繁にキャストが変更されるということは、下手すればそこまでの話の腰を折りかねない。特にペダステはインターハイ*5のレースに入ってしまうと1回の舞台で1日を描くので、「えっ、次の日になったらなんか顔も声も背格好も変わったんだけど!」となりかねない。というか、なる。現実世界では約半年が過ぎているけど、舞台の時間軸で就寝してから起床するまでで一体何が起きたんだ?!ってなる。これは2.5次元という原作のある舞台だからなのかもしれない。
    あとは、個人的にペダステのキャスティングのことは信頼している*6ものの、「次のストーリーをあの人はどう演じるんだろうか・・・」とワクワクしながら待っていると、どうしても「あれ、キャス・・・変・・・」と1度心が折れる。自分の妄想と目の前のギャップを詰めていくのも楽しいけど、毎回だとさすがにしんどい。

  2. チームビルディングが終わらない

    高校の自転車競技部の物語という性質上、稽古中に各学校がそれぞれチームのように行動することが多いようだ。新世代に入ってから特に各校のキャプテン役の俳優がそれぞれのチームのキャプテン的役割を担っている(と、演出の西田シャトナーさんも仰られていたが、実際にとてもそう感じる)ので、チームビルディングが必要。それがコロコロとメンバーが変わるのだとすると、キャプテンの苦労は計り知れない。鯨井CAP、河原田CAP、本当にいつもお疲れ様です(敬礼)

 

"総北新世代、始動"と銘打たれた舞台で始まった新世代。

主役の坂道が初演からずっと演じていた村井さんから小越さんへ変更された。学年の変わり目で主演キャストを変更し、総北・箱学・京伏の各校の新キャラ*7もそれぞれキャストがアサインされて、原作でもこの部分のストーリーではまだ登場しない新開(弟)以外は出揃った。小越坂道は村井坂道よりも1歩前に進んだ、2年生の坂道としてすんなり受け入れることができた。主要キャラにアサインされたメンバーも見た目・演技共に凄く納得できた。次の舞台からいよいよインターハイか・・・?このメンバーでどんな走りを見せてくれるんだろう・・・とワクワクしながら閉幕。

 

次に上演されたのは"箱根学園新世代、始動"、総北の新世代が始動したんだから箱学の新世代も始動するよね、そりゃそうだ。

この舞台も実はキャスト変更という観点でいうとひと悶着あった。主人公の坂道のライバル、真波のキャスト変更だ。総北が新世代になったタイミングで坂道のキャストが変わったように、箱学が新世代になったタイミングでそのライバルのキャストが代わる、それはある種世代の移り変わりを象徴する出来事だったのかもしれない、と今は思う。また、上の表には記載しなかったが、箱根学園の旧3年生*8のうち、新開(兄)以外のキャストも変更された。ストーリーは旧3年生の追い出しレースから始まる、その追い出しレースの旧3年生が前回IHのメンバーではない、たった1回の舞台のための旧3年生キャストというまぁ思い切ったキャスティング。さらには福富の新キャストが稽古もほぼ終わりに差し掛かったタイミングでケガで降板となり、アンダーとしてパズルライダー*9から急遽アサイン。ただ、私の周辺でも賛否両論ありながらも、大千秋楽を見終わった時には私は舞台に向かって全力で拍手が出来ていた。前回のIHを走ったかのような団結力と貫禄と個性で有終の美を飾ってくれた旧3年生新キャストへの感謝を感じ、前年IHで坂道との勝負に負けて天から地に堕ちた*10真波は次作以降のキャラ・キャスト両方の伸びしろと真波の復活を願った。そして、この舞台で最後の主要新キャラの新開(弟)が登場、いよいよ新世代編の役者が整った!!今度こそインターハイが始まるぞ!!!皆大好きだ!がんばってくれ!!

 

と、栃木*11の夏に想いを馳せて次作の発表を待っていた1人のヲタク、寝耳に水の情報が公式から発表されて顎が外れました。

 

「主要キャストをオーディションで公募、経験は問いません!育成します!」

 

総北箱学両校の新世代は始動したのに、役者は揃っていなかったということだ。

確かにそろそろ卒業か・・・いやでも続投してくれる可能性もある・・・というキャストは何人か居る。でも未経験者可?IHが始まるのに?っていうか主要キャストってどのキャラ?何人?誰が抜けるの?グルグルと色々な疑問が不安や妄想が頭の中をかけまわり、完全に情緒不安定になった。

 

そして昨年12月に開催された某フェス(仮)のキャスト登壇トークイベントが発表された。登壇キャストは新開(弟)役の飯山さん・葦木場役の東さん・青八木役の八島さん。ということは、この3人は次作も出てくれるの?それともそこでお別れなの?という不安を抱きながら会場へ向かった。

そこで流れたVTRで次作制作決定の発表。会場から上がる悲鳴。次に流れたのは次作のキャストだった。その結果が上の表の"スタートライン"のキャストだ。新世代が始動できていなかったのは、私が大好きな総北高校だった。

新3年生と段竹以外キャスト総入れ替え、さらにその半数以上*12が舞台未経験者と、本当に震えた。俺は震えたぜ。物理的に。和田さんは刀の人としてお名前を知ってたし、百瀬さんは芸能のお仕事自体は長いようだったものの、ずっと今泉と鳴子を演じ続けてくれていた太田さん・鳥越さんからの変更という事実に震えた。物理的に。3年生の2人が継続キャストだったことには安心して泣いた。一方、箱根学園はキャスト変更なし。さすが王者。

しかし、このタイミングでのキャスト変更はしょうがないことだったとも、色々考えれば分かる。IHは3日間の設定、ということは半年に1度のペースでの上演を続けたとして少なくとも1年半は同じキャストを起用し続ける必要がある。そのためにはIHが始まるこのタイミングでの大鉈はしょうがないのだ。だって、小越さんも鳥越さんも太田さんも忙しい。きっと新キャストは物語の中のキャラクターと一緒に1年半かけて成長していく、IHのゴールが彼等のゴールなんだ*13、そんな風に考えていた。

あの時は。

 

かくして始まった”新インターハイ篇~スタートライン~"、大阪初日。あの日に見た舞台のことは、今でもよく覚えている。台詞が飛ぶ・噛む・聞こえない*14、ライド*15も乱れてる。もちろん前述したように今後キャスト変更を最小限にしていくために必要な大鉈だということも念頭に置いて見た。それでも正直技術的なクオリティは低かった。

でも唯一の救いだったのは、そこにペダステ独特の熱さは感じられたことだ。継続キャストはもちろん、新キャストからも「出来ること全部やってやる」という気合は伝わってきた。BBA、体育会系なので、そういう気持ち嫌いじゃない。

円盤のバックステージ映像で、鏑木役の江口さんが初回終演後に舞台裏で号泣していた。彼のその気持ちはきちんと客席に届いていたと思う。ちなみに、江口さんは大阪千秋楽で自分の一番の見せ場で鼻血を出した。多分激漕ぎ*16して暑くなったのと、完全に頭に血が上ってしまったのだろう。結構な出血量だった。でも彼はジャージに血が落ちないようにグローブの黒い部分や腕で血をぬぐい続け、シーンを演じ切って袖にはけた。

もちろん、それ以外の新キャストも頑張っていた。醍醐さんは初舞台・初主演・初座長という状況、また村田→小越という歴代キャストとの比較のプレッシャーに負けずに演じきった。ピュアでのみずみずしいところがとても小野田坂道だった。田川さんも初舞台でいきなり熟練の業師である鯨井さん演じる手嶋との対決があっただけに苦労は多かったと思うが、優しい古賀から肩で轟音を鳴らす古賀までよく演じきった。舞台経験者組の和田さん・百瀬さんは少なからずあっただろう前任者からの引継ぎのプレッシャーを追い風に変えて演じきったと思う。ちなみに、前鳴子の鳥越さんが観劇に来た時に近くの席に座っていたのだが、まっかっかな服*17で意気揚々と座って、舞台上から新鳴子の百瀬さんから呼びかけられて大声で答えていた鳥越さんは、舞台が終わって最後のアナウンスが流れるまでずっと拍手していた。立ち上がった鳥ちゃんの目はまっかっかだった。

物語は私の予想を裏切ってインターハイ1日目に突入し、スプリントリザルトまで進んだ。青八木・鏑木・銅橋の3人による壮絶なスプリントバトル。ということは、次の舞台では1日目の山場のいろは坂*18とゴール前スプリント*19だ。また半年後、今回のメンバーがどのような舞台を見せてくれるか、楽しみだな!!!!それまでに新キャスト組は別々の場所でスキルを磨いてきてくれよ!BBA楽しみに待ってるからな!

 

そんな思いでTDCHを後にした。

 

次回後編、「またキャス変?!新世代はいつになったら本当のスタートを切れるの?」に続く。

*1:以降ペダステ表記、もうこの作品だけは大手振って語ります

*2:主人公の小野田坂道たちが2年生に進級した後のストーリーのこと

*3:一部"モブ"と呼ばれる兼役で出てきたことのあるキャラはいるけど、正式キャスティングのタイミングでピンクにしています。

*4:6人

*5:以降IH表記

*6:偉そうでごめんなさい

*7:新世代から登場 もしくは 新世代から主要メンバーになるキャラ、という意味で

*8:福富・新開(兄)・東堂・荒北

*9:他の舞台でいうとアンサンブルなのかなぁ

*10:という個人的解釈

*11:新世代のIHの開催地

*12:醍醐さん、江口さん・田川さん

*13:商業舞台としてそれでいいのか、という疑問はあるけど、当時はそうと考えないと受け止め切れなかった

*14:マイクはついているので、声量ではなく発声の問題

*15:ハンドル持って走るアレです

*16:ハンドルを持って全力で走ることを、そう表現する

*17:鳴子と言えばド派手な赤やで!

*18:手嶋・真波による山岳ポイント争い

*19:鳴子・御堂筋・葦木場による1日目の勝者を決める争い