Life is awesome.

若手俳優の世界に足を踏み入れたつれづれ

最前列しんどい

超しんどい。

 

先日、生まれて初めて推しくんが出ている舞台の最前列に入った。今までライブやコンサートの最前列も舞台の最前列も何度も入ったことはあるけれども、「推し」という存在が出ている舞台では初めて。 

結論、しんどい。これを何回もできる人ってすごいな?!と心底思った。その気力と体力を尊敬します。

 

そもそも、私は舞台は劇場の真ん中の真ん中で見るのが好きだ。座席と見る回数が選べるなら、真ん中ぐらいの列でセンターで見た後で上手・下手で見て、まんべんなく世界を味わいたい。

座っている状態で役者と同じ目線ぐらいの高さの、センターブロックのセンターライン、つまり0番の位置が真正面から見える席が大好き。舞台は演者全員とセットや照明・音響、全てをひっくるめたその場の雰囲気全体を楽しむのが好きなのだ。

舞台を障害なく目の前で見られる、役者の息遣いが聞こえる、まばたきや汗のしずくが落ちる瞬間が肉眼で見える。舞台を前の方で見る醍醐味・楽しみはもちろん知っている。できれば、真ん中の真ん中で見て全体を把握した上で、前の方でもう1回改めて見たい。

 

今回の舞台を見る前、ジャニヲタ時代に青山劇場で3列目で舞台を見た時のことを思い出していた。とある曲で自担がイスに座ってしばし静止するタイミングの場所が、私の座席の目の前だった。客席なんて見えないだろうと思っていたし、事前に場所など伝えていなかったのに自担はこっちをしっかりと見てきて目が合った上に*1、ニヤッと笑って立ち去った。この時はまだ思い違いかな、ぐらいに思ってたけど、その後別のタイミングで踊りながら目の前に立った時に、フリにない指差しをしてきた。

ライブで目の前で煽られるのも、コンサートのファンサ曲でファンサしてもらうのも、どちらもファンサービスの時間だから楽しい。ただ、舞台上は基本的には板の上だけで完結してほしいと思っている。私にとって舞台上と客席には大きな隔たりがある。

 

さて、推しくんの舞台の話に戻ります。

当日座席に座って、舞台が始まる前から手汗が止まらなかった。こんなに近い場所で舞台を見るのは久しぶりだ。序盤に座席の目の前が立ち位置になることが何度かあって、推しくんが客席を向いて座り込んだ時に顔が真正面で向かい合ってしまって、目が合った。1mの距離だから間違いではないと思う。見なきゃいいじゃん?という話だが、せっかく目の前に推しが居るのに見ないということは私にはできなかった。ただ、一度感情が振り切ってしまえば後は冷静になるだけで、その後は推しくんが目の前に立とうと何しようと、物語の世界に没入できた。

本編終わりで1列に並んで主演の人が挨拶をしている時に、推しくんがこっちを見て、ぱっと目を見開いた。その顔には見覚えがあった、イベントで「あ!おひさしぶりです!」と言ってきた時と同じ顔だった。しばらく目が合った後に、推しくんはいつものように会場内を前から後ろまで見ていった。挨拶が終わって袖に順番にはけていく時、拍手をしていた私に推しくんが手を振ってきた。悲しき元ジャニヲタの性*2で、手を振られると反射神経で振り返してしまう私。その後、ダブルカーテンコールで登場した時も目が合うし、はける時にも手振ってくれたし、トリプルでスタオベした時もそうだった。しかも号泣している顔を見られた気がする。

舞台が終わって放心状態になっていた私は、今しがた目の前で起こったことは私の妄想だと思っていた。最前列だから自意識過剰になっていたところは多分にあると思うので、丁寧に最前列へ目線を配ったり手を振ったりしていた推しくんが自分に気づいたと錯覚したんだと思っていた。でも、同担から推しくんがこっちに手を振っていたことを指摘されて、思い込みではなかったんだなと思った。

嬉しいか嬉しくないかと聞かれれば、それはもちろん嬉しかった。
今まで2回しか面と向かって会ったことないし最後の接触から半年ぐらい経ってるのに覚えてるもんなんだなぁとも思った。でも一方で、やっぱり舞台上から自分を認識されるのが心底苦手なんだ、というのを改めて認識した。

 

カーテンコールは舞台本編ではないからまだいいのかもしれない。それでも、私はやはり舞台の上で物語の登場人物として輝いている推しくんの姿を見るのが好きなんだ。その世界に自分は必要ない。推しくんが舞台上からリアクションをくれたことで、私はその場所にいる自分を認識した。私にとって舞台を見ている時間は、日頃の自分のあれやこれやから逃避できる時間でもあるので、そこで自分を認識させられたことにとても違和感を感じた。

 

と、こんなエントリーをうだうだと書いていたら次の舞台のチケットが発売になった。

自分の初回のチケットを発券したら最前列だった。その次の回も最前列だった。チケット運どうこうの前に、自分の身が滅びる予感を感じている。友達に↑の話の顛末も含めて話をしたら「ご招待チケットだよ!」と言われたのでありがたくご招待されてこようと思うのだが、はたして私は無事に秋を迎えられるのだろうか。

*1:改めて書くのも微妙だけど、自担は私が自分のファンであることを認識していた

*2:長年染み付いたクセは何年経っても抜けないんだな・・・